居宅保育では、自宅での保育だからこそ、こどものペースや体調に合わせた無理のない保育が受けられます。 スタッフの丁寧な関わりによって、こどもの細かな反応やニーズをしっかりと受け止め、ご家族と一緒にこどもの成長を見守り支えることができます。例えば、最初は他者との関わりに慣れていなかったこどもも、保育者と信頼関係を築きながら少しずつ感情を表出したり、自己表現の方法を学ぶ姿が見られることもあります。 こどもが安心できる環境の中で家族以外の人と楽しい時間を過ごすことで、他者への信頼感や生きる力を育みます。保育者を通して社会とつながるチャンスにしてほしいと思っています。
保育中は、看護師だけでなく訪問リハビリや訪問看護といった他の支援者とも連携し、さまざまな視点からこどもの支援にあたります。多職種がチームとなって、こども一人ひとりに合わせた関わりをします。 保育中に訪問リハビリがある時には、リハビリスタッフと適切な体位や食事姿勢について共有する場面もあります。その際には、楽しくリハビリが進められるよう雰囲気を大切にしながらサポートしています。
居宅訪問型保育事業所フローレンスでは看護師が訪問するため、医療的ケアが必要なお子さんも利用できます。経管栄養やたんの吸引はもちろん、人工呼吸器が必要なお子さんにも対応可能です。 実際の訪問では「遊び」の土台となる健康管理や、生活リズムにも着目しながら保育を提供します。日々変化するこどもの体調に合わせてご家族と相談しながらその日のケアを調整したり、活動と休息のバランスをとったりと、細やかなケアができるのも魅力のひとつです。
宮城県仙台市の認可保育園「居宅訪問型保育事業所フローレンス」は、「障害の有無に関わらず全てのこどもが保育を受け、保護者が働くことを選択できる社会」の実現を目指し、訪問保育を行っています。保護者の就労等の理由で保育が必要にも関わらず保育園や幼稚園などの施設に通うことが難しいこどものために、自宅に看護師が訪問して保育を提供します。こども一人ひとりのペースやその日の体調に合わせて、個別性の高い保育が特徴です。