ほっぷすてっぷ豊橋

支援のポイント・こだわり

外に出て、体験を通じて育つ力

近隣の公園や公共施設への外出を日常的に行い、長期休暇にはハイキングや工場見学、プールなどの特別活動も積極的に実施。自然の中で身体を動かしながら、体力づくりと社会経験を重ねます。たとえば、外出先では「列に並ぶ」「静かに過ごす」などの場面を経験することで、集団生活で必要な力が自然と身につくように。おやつの買い物体験や役割分担によるお手伝いなど、日常生活と社会につながるリアルな体験も取り入れています。

「できた！」を積み重ねる日常の工夫

壁面制作やお習字、工作、宿題、ゲームなど、室内活動も多彩です。お子さんの発達や個性に合わせた支援計画を基に、はさみの練習や静かな環境での学習など、個別の取り組みにも対応。活動のはじまりには紙芝居や絵本の読み聞かせ、1分間の目を閉じる時間を設け、気持ちを切り替える工夫も。にぎやかな中でも、一人ひとりの「できた」が増えていくよう丁寧に支援しています。

家のように安心できる「ただいま」と「おかえり」

「ほっぷすてっぷ豊橋」では、子どもたちが学校から戻ってきたときに「ただいま」と言い、職員が「おかえり」と迎えることを大切にしています。家庭のような安心感の中で、思いきり遊び、挑戦し、時には静かに過ごせる空間が整っています。騒がしい環境が苦手なお子さんにはパーティションやイヤーマフ、カームダウンスペースを活用し、落ち着いて過ごせる場所を提供。どんな子にも「居場所」がある、そんなあたたかい教室です。

一人ひとりに合った配慮と、ていねいな関わり

「ほっぷすてっぷ豊橋」では、子どもたち一人ひとりの特性や状態をよく観察し、その子に合った環境づくりを大切にしています。例えば、音やにぎやかさが苦手なお子さんには、パーテーションで仕切った空間や、イヤーマフ、カームダウンスペースなどを用意。静かな場所で安心して過ごせるようにしています。また、保護者との連携も大切にしており、日々の様子や小さな成長も丁寧に共有。「今日はこんな表情を見せてくれた」という報告が、保護者の安心や信頼につながっています。

施設コメント

「ほっぷすてっぷ豊橋」は、知的・発達障害のあるお子さんを対象とした、アットホームでにぎやかな通所施設です。特徴は、子どもたちが体を動かす屋外活動を中心に、創作や宿題、係活動などを通じて多様な体験を積めること。社会性や自己肯定感を育みながら、「また来たい」と思えるような場所づくりを大切にしています。

１日の流れ